1ヶ月間で99件、内9件は命に関わる危険性も
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が8月4日、2021年の8月中に起こった「ペットと子供を車内に残したままのキー閉じこみ件数」を公表しました。JAFは日本気象協会が推進している熱中症ゼロへプロジェクトの協力団体であり、熱中症防止を目的とした啓発活動を行っています。
今回の発表によると、2021年8月の1ヶ月間にJAFが出動したキー閉じこみの内、ペットや子供が車内に取り残されていたケースは合計で99件、ペットが36件、子供が63件でした。
99件の内9件では、取り残されたペットや子供の命に関わる危険性があったため、通常とは異なるドアガラスを割るなどの処置を行ったとのことです。
日陰に駐車時も犬(ペット)と子供の車内熱中症に注意
JAFによって実施された車内温度検証テストでは、35度の屋外に駐車した場合の車内温度は、エアコン停止後15分程度で命に関わる危険な温度に達することがわかりました。
日陰に駐車したとしても、車内と車外の温度差は7度程度しかないため、日陰に駐車した場合にも犬を始めとするペットや、子供の車内熱中症には注意が必要とのことです。
JAFは今回のキー閉じこみ件数の公表を通して、ペットや子供の車内熱中症事故予防を啓発しています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般社団法人日本自動車連盟のプレスリリース
https://jaf.or.jp/common/news/2022/20220804-001