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子犬がご飯を食べない時はどうしたらいいの?原因や対処法を紹介

子犬のご飯

子犬を迎えた飼い主さんの中には、愛犬がご飯を食べない、食いつきが悪い、と心配している方もいるのではないでしょうか。ご飯を食べないのはわがままのせいだと聞くこともありますが、放っておくと子犬は空腹が原因で低血糖症という病気になる可能性があるため注意が必要です。

この記事では、子犬がご飯を食べない時の原因や対処法、ご飯のあげかたのポイントについて紹介します。

子犬がご飯を食べない原因は?

子犬は食欲旺盛でよく食べる、と思っている方は多いでしょう。しかし、ご飯が合っていないことや、ストレス・病気が理由で、子犬がご飯を食べなくなってしまうこともあります。

ここでは、子犬がご飯を食べない5つの原因について紹介します。

ご飯が合っていない

子犬がご飯を食べない原因の一つに、ドッグフードの粒の大きさや硬さなど、ご飯の種類が合っていないことが挙げられます。

子犬の食事は、母乳、離乳食、子犬用ドッグフード、という流れで、成長とともに切り替えていくのが一般的です。生後7~9週頃が、離乳食からドッグフードに切り替える時期と言われています。

離乳食から固形のドッグフードに切り替えたばかりの時は、粒が大きすぎたり硬すぎたりして、子犬が食べづらく感じる傾向があります。そのため、ご飯を食べなくなることがあるでしょう。

 

ストレスを感じている

子犬は、ストレスが理由でご飯を食べないことも考えられます。おうちに迎えたばかりの子犬は急激な環境の変化に不安を感じやすいと言われており、食欲不振になってしまうケースがあるからです。

例えば、寝る場所や周囲の人、動物、ニオイ、気温といった生活環境の変化に、ストレスを抱えてしまう場合があります。

子犬にとっての精神的なストレスが、ご飯を食べない理由となることも覚えておきましょう。

 

お腹が空いていない

子犬がご飯を食べないのは、お腹が空いていないためかもしれません。

例えば、ワクチン接種前でお散歩に出られず、運動不足で空腹を感じにくい場合があるでしょう。

また、一度のご飯の量が多すぎる、オヤツをあげすぎている、といった理由も考えられます。特に、嗜好性の高いオヤツを与えすぎると、オヤツだけで満腹になってご飯を食べない、という悪いクセがついてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

誤飲誤食

誤飲誤食が原因で、ご飯を食べないことも考えられます。

子犬は好奇心旺盛な傾向にあるので、食べ物以外のものをかじったり飲み込んだりしやすく、誤飲誤食事故の危険性が高いです。オモチャの破片が食道を傷つけたり、布類が腸に詰まったりして、食欲不振になっていることも考えられるでしょう。

また、チョコレートや玉ねぎなど、犬にとって中毒性のあるものの誤食にも気をつける必要があります。

 

病気

子犬がご飯を食べない原因は、病気など体調不良のせいかもしれません。

例えば、いつもより寝る時間が長く元気がない、普段のように遊ぶ様子が見られない、食欲不振に加え下痢や嘔吐を引き起こしている、といった場合には、病気が潜んでいる可能性があります。

子犬は成犬に比べ、下痢や嘔吐による体力の消耗が激しいと言われているため、速やかに動物病院へ連れて行くようにしましょう。

 

「子犬がご飯を食べない!」どう対処したらいいの?

では、愛犬がご飯を食べない時、飼い主さんはどうするのがよいのでしょうか。病気が原因であれば動物病院に連れてくことが必要ですが、それ以外の場合には飼い主さんがおうちでできることもあります。

ここでは、愛犬がご飯を食べない時に、飼い主さんができる対処法について紹介します。

子犬をかまいすぎない

おうちに迎えて最初の1週間程度は、子犬をかまいすぎないようにしましょう。子犬は、慣れた場所を離れて新しいおうちに連れてこられたことに、ストレスを感じやすいからです。

新しいおうちに来たストレスが原因でご飯を食べない場合には、かわいいからと言って愛犬をかまいすぎることが悪影響となります。子犬は成犬よりも長い睡眠時間を確保してあげることが必要です。過度なスキンシップは控え、愛犬が落ち着いて過ごせるようにしましょう。

 

子犬の生活環境を整える

飼い主さんは愛犬の様子をよく観察し、子犬が生活環境にストレスを感じているようであれば、原因となっているものごとを取り除いてあげましょう。

ストレスの原因は、テレビの音や、ドアを開閉する音などの生活音が考えられます。暑すぎる、寒すぎるといった室内の気温も、ストレスの原因となり得るでしょう。

対処法としては、人の出入りが少ない静かな場所に寝床を設置する、温度計を用意して室温を適温に保つ、などが挙げられます。おうちに来る前にペットショップで使い慣れていたベッドや食器類を用意することで、子犬が安心しやすい場合もあるでしょう。

 

遊びやお散歩でお腹を空かせる

一緒に遊んだりお散歩に連れて行ったりして、子犬がお腹を空かせられるようにしましょう。

そうは言っても、ワクチン接種前の子犬は免疫力が低い傾向にあるため、お散歩に連れて行くことができません。運動不足となりお腹も空かず、ご飯を食べないことも考えられます。

お散歩に出られないうちは、おうちの中でオモチャを使って遊ぶなど工夫してみましょう。遊びは、飼い主さんとのスキンシップやトレーニングにも効果的です。

 

こんな時は病院へ

愛犬に次の症状や状況が発生している場合は、速やかに動物病院へ連れて行きましょう。

・下痢や嘔吐などを起こしている時
・誤飲誤食をしてしまった時

子犬は成犬よりも体力を消耗しやすい傾向にあるため、下痢や嘔吐といった症状でも命が危険にさらされる可能性があります。

誤飲誤食をしてしまうと、オモチャの破片などが消化器官に詰まって手術が必要になることもあるでしょう。また、チョコレートや玉ねぎといった犬にとって中毒性のあるものを誤食すると、中毒症状を引き起こし命にかかわる危険もあるため気をつけなければいけません。

 

子犬へのご飯のあげかたのポイント

子犬がご飯を食べない理由は複数考えられますが、ご飯のあげかたを工夫することで食べるようになる場合もあります。

ご飯を食べないことで愛犬が体調を崩しては、飼い主さんもつらいですよね。そうならないためにも、次の2つのポイントを参考にご飯をあげてみてください。

ドライフードの場合はふやかしてあげる

ドライフードをあげる際は、ぬるま湯に10分ほどひたしてふやかしてあげましょう。

子犬がご飯を食べない時は、ドッグフードの硬さが原因のケースが考えられます。ドライフードをふやかすとやわらかくなって子犬の口にも合いやすく、ニオイも強くなるので食欲を促進するでしょう。

また、ふやかしたドライフードは消化にいいというメリットもあります。

 

ご飯を3~4回に分けてあげる

一日のご飯の回数を、3~4回に分けましょう。

成犬であれば一日のご飯の回数は2回が一般的です。しかし子犬は消化器官が未熟なため、一度に多くのご飯を食べるのが難しい傾向にあります。回数を増やして一度にあげる量を少なくすることで、子犬がご飯を食べやすくなると考えられます。

また、食事の間隔を狭めることで子犬が空腹になる時間を短くし、吐いたり低血糖症を起こしたりするリスクを減らせるでしょう。

日中は飼い主さんも仕事で留守にするなど、愛犬のご飯を3~4回に分けてあげるのは難しいかもしれません。朝・夕方・夜と、できる範囲で時間を工夫したり、お昼は自動給餌器を使ったりして、無理のないよう取り組んでみましょう。

 

まとめ

子犬がご飯を食べない時は、ドッグフードの粒の大きさや硬さなどご飯の種類が合っていない、ストレスのせいで食欲がわかない、お腹が空いていない、誤飲誤食や病気、といった理由が考えられます。

ストレスが原因であれば、飼い主さんは愛犬をかまいすぎず、生活環境を見直してみましょう。

また、下痢や嘔吐を繰り返す、誤飲誤食をしてしまった、という場合には、速やかに動物病院へ連れて行く必要があります。

子犬にご飯をあげる際は、ドライフードをふやかす、一日の食事の回数を3~4回に分ける、といったポイントも参考にしてみてください。

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