犬との暮らし

子犬を室内フリーにするのはいつから?理想的な飼育環境のポイント

多くの飼い主さんは、子犬を室内で飼い始めると思いますが「室内フリーにするタイミング」や「子犬のケージの必要性」が気になる人もいるでしょう。

室内フリーはのびのび過ごせるので、広いところで体を動かせるといったメリットがあります。

しかし、自由に部屋を歩き回れる分、縄張り範囲が広くなってストレスを感じてしまう可能性があるのをご存知でしょうか。

今回は、室内フリーで飼う時の注意点やポイント、ケージの活用方法についてお話していきます。

 

子犬を室内フリーにするのはいつから?

子犬を室内フリーにするポイントは、しつけができているかどうかです。

そのため「いつから」といった決まりは特にありませんが、しつけができた上で、時と場合によって室内フリーにするのが適切と言えるでしょう。

子犬の時はケージで過ごして慣れさせる

子犬の頃は、しつけの面や健康の面を考えて、ケージで過ごしてもらうのをおすすめします。

子犬は思っている以上に体力がありません。迎え入れた時は、3日間ほどケージでゆっくり休ませてあげましょう。

また、子犬は1日に14〜17時間ほど睡眠を取ります。この時期はストレスや疲れが溜まりやすいので、ひとりの空間でゆっくり寝かせてあげてください。

遊ぶ時も30分程度の時間を決めて、遊んであげるのがベストです。

また、ケージに入れた時に鳴き出す子犬もいると思います。しかし、ここは耐えて様子を見ましょう。

早いうちに、ケージを自分の部屋と認識させてあげると、ケージへ入ることへの抵抗を感じにくくなります。ケージの中は清潔に保って、新しい環境へのストレスを最小限にしてあげてくださいね。

ケージが安全な場所だと分かれば、子犬も徐々に落ち着くことでしょう。

 

成犬になってもケージを使おう

室内での犬の飼い方として「放し飼い=ストレスフリー」と考える人は多いでしょう。

しかし、正しくしつけができていないと、脱走やいたずら、誤飲の原因になります。また、誤った場所で排泄をしてしまうことも考えられます。

安全を優先に考えると成犬でもケージを活用していくことが望ましいでしょう。

良質な睡眠が取れたり、愛犬の安心を確保できたりといったメリットもあります。

特に、長時間のお留守番には危険要素がたくさん隠れています。安全に過ごしてもらうためにもケージに入れておくのが安心です。

 

効果的なケージの活用方法

ケージは子犬のしつけや安全の確保、ストレスの軽減などのメリットがあります。

ケージを上手に活用する方法をご紹介していきます。

子犬の縄張りにさせる

ケージは犬の縄張りとなり、身を守る場所になります。子犬がケージで過ごしている間は、そっとしてあげましょう。

飼い主さん以外の来客は、愛犬に大きなストレスを与えることがあります。自分の縄張りが荒らされてしまうと感じて警戒したり、威嚇したりするのです。

そのため、放し飼いで部屋全体が縄張りになると警戒する対象が広くなり、落ち着かなくなってしまうことがあります。

そんな時に、子犬の警戒心を収める役割を持つのがケージです。子犬が落ち着く毛布や、おもちゃをケージに入れて安心できる空間を作ってあげてください。

 

しつけや安全確保に使う

子犬が自分で身を守れるように、ケージが安心できる場所だと認識させてあげましょう。

子犬は慣れない環境に置かれた時や、雷や風の音など突発的なことが起きた時に、ケージがあれば興奮や不安を落ち着かせることができます。

また、子犬はとても好奇心旺盛で良く動き回ります。室内フリーであれば自由に行き来できるので、誤ってモノを飲み込んだり、電気のコードをかじって感電したりなど、思わぬトラブルが起きる可能性があるでしょう。

特に、飼い主さんの外出中にはケージの活用がおすすめです。排泄を別の場所にしてしまったり、いたずらで部屋を散らかしてしまったりすることを防ぎます。

危険ないたずらを繰り返してしまうようになると、問題行動やしつけが上手くいきにくくなることも考えられるので、ケージを活用してトラブルに対処しましょう。

 

災害時に必須!

いざという時のために子犬にケージを慣れさせてあげることは重要です。災害発生時は、飼い主さんと愛犬が「同行避難」をして身の安全を守ります。

「同行避難」とは災害発生時に飼い主さんと愛犬が安全に避難所へ避難するというもので、避難所で愛犬が同一の空間で過ごすことを意味するものではありません。

その場合、子犬は避難場所のケージの中で過ごさなければいけないことも考えられます。

ケージに慣れていない子犬にとっては、大きな負担がかかるでしょう。また、環境の変化に耐えられず不調を起こしてしまうこともあります。

災害は予測が不可能です。いざという時のために日頃からケージに慣れさせてあげましょう。

その他にペットホテルに泊まったり、病院に入院することになったりした時のためにもケージに慣れさせておくことは必要です。

 

室内フリーで注意したいこと

飼い主さんの工夫で愛犬の安全は守られます。

室内フリーは子犬にとって危険なことがたくさんあることを知っておきましょう。

 

飼育スペースを限定する

放し飼いは部屋の中を自由に行き来できるので、縄張りの範囲が広くなり常に緊張状態になることが考えられます。

インターホンや来客に対する無駄吠えは、自分の縄張りへの侵入を拒否していることを表す行動です。

その場合は、子犬の飼育スペースを限定してしつけをしましょう。この時にケージの中が自分の居場所であることを教えてあげると、それ以外の場所での縄張り意識が和らぐことがあります。

 

怪我や誤飲を防ぐ

飼育スペースを限定したら、そのスペースは安全な環境を保てるようにしましょう。

特に人が集まるリビングやキッチンには危険な要素があります。誤って飲み込んでしまいそうなものや、かじられると事故になりうるものは子犬が届かない場所に置く配慮が必要です。

例えば、電気コードや靴ひもなどのひも状のもの、つまようじや針など先端がとがったもの、私たち人間が口にするものなどは誤飲のリスクが高いものです。

ネギ類やチョコレートは中毒症状を起こす恐れもあるので、家族みんなで気をつけていきましょう。

 

理想的な飼育環境のポイント

子犬が暮らすスペースには負担のかからない配慮が必要です。

3つのポイントに分けて解説していきます。

トイレのしつけを行う

トイレのしつけは放し飼いをする前の重要な準備です。

初めのしつけは、トイレの場所を覚えさせることから始めると良いでしょう。良くできたら褒めることを心掛けてくださいね。

子犬がおしっこの気配を見せたら設置した場所に連れて行きます。おしっこの匂いをトイレに刷り込んでおくことで、トイレの場所が認知しやすくなります。

飼い始めたらまず初めに、トイレのしつけをして飼育環境を整えましょう。

 

ケージは子犬にあったサイズを選ぶ

ケージは犬がリラックスする場所になります。そして、留守番時の問題行動が減るということも期待できます。

ケージを選ぶポイントは「寝床が十分に確保できる広さ」「ケージの中でUターンできる広さ」がちょうどいいとされています。

大きすぎるケージは脱走の原因になりうるので注意しましょう。

またケージが安心、安全な場所として認識できるようにケージにタオルをかけて明るさの調節をしたり、子犬のお気に入りのおもちゃを入れたりして落ち着く空間を作るのも1つのポイントです。

 

滑りやすい床への対策をする

フローリングは、つるつる滑って犬の足腰に負担がかかりやすい材質です。

犬は本来、地面に足の爪で踏ん張りを効かせます。しかし、フローリングだと思うように踏ん張れず体勢を崩してしまうのです。

そのため股関節を傷めてしまったり、思うように歩けなかったりすることも考えられます。

子犬を放し飼いする前にはカーペットや絨毯を敷いておきましょう。

カーペットや絨毯を敷くことで足音の対策にもなるので、ご近所トラブルの防止にも役立ちます。

 

まとめ

今回は、子犬を室内フリーで飼う時の注意点やポイント、ケージの活用方法についてお話しました。

室内フリーは子犬が自由に行き来できるメリットがあります。しかし、同時にたくさんの危険要素が隠れています。

飼い主さんの目がないお留守番の間は、ケージを活用して安全の確保をするのが望ましいでしょう。特に子犬のうちは危険物を口にしてしまったりすることも考えられます。

室内フリーにする前に「トイレのしつけをする」「ケージへ慣れさせる」「飼育スペースを決める」「危険なものは置かない」といった管理が重要です。

飼い主さんも愛犬も安心、安全に過ごせる環境作りをしていきましょう。

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